TOP六フッ化硫黄

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名前 六フッ化硫黄
ImageFile Sulfur-hexafluoride-2D-dimensions.png
ImageSize 150px
ImageName 六フッ化硫黄の構造式
ImageFileL1 Sulfur-hexafluoride-3D-balls.png
ImageSizeL1 120px
ImageNameL1 六フッ化硫黄の球棒モデル
ImageFileR1 Sulfur-hexafluoride-3D-vdW.png
ImageSizeR1 120px
ImageNameR1 六フッ化硫黄の空間充填モデル
IUPACName 六フッ化硫黄
フッ化硫黄(VI)
Section1 <(Chembox Identifiers
SMILES FS(F)(F)(F)(F)F
CASNo 2551-62-4
CASNo_Ref cascite
RTECS WS4900000
UNNumber 1080
)>
Section2 <(Chembox Properties
Formula SF6
MolarMass 146.06 g/mol
Appearance 無色気体
Density 6.164 g/L, 気体
Solubility 微溶
BoilingPt -64 ℃, 209 K(昇華)
500 ℃, 773 K(分解)
)>
Section3 <(Chembox Structure
Coordination 八面体形 (Oh)
Dipole 0
)>
Section7 <(Chembox Hazards
ExternalMSDS External MSDS
MainHazards 高濃度で窒息の危険性
)>
Section8 <(Chembox Related
OtherCations 六フッ化セレン
六フッ化テルル
OtherFunctn 二フッ化二硫黄
二フッ化硫黄
四フッ化硫黄
十フッ化二硫黄
Function 硫黄フッ化物
OtherCpds フッ化スルフリル
)>


六フッ化硫黄(ろくふっかいおう)は、フッ素硫黄とからなる化合物。化学式 SF6 で表わされ、硫黄原子を中心にフッ素原子が正八面体構造をとっている。
常温大気圧においては化学的に安定度の高い無毒、無臭、無色、不燃性の気体、大気中での寿命は 3,200年。地球温暖化防止排出抑制対象ガスである。1960年代から電気および電子機器の分野で絶縁材などとして広く使用されている化学物質で、人工的な温室効果ガスとされる。使用量はそれほど多くないが、近年新たな用途開発の進展に伴い需要量が増加している。100年間の地球温暖化係数は、二酸化炭素の23,900倍と大きく大気中の寿命が長いためHFCsPFCsと共に、京都議定書で削減対象の温室効果ガスの1つに指定された。大気への供給源はほぼ全てが人間による物と考えられている。
2007年気象庁気象研究所は、海水中濃度の高精度で且つ低検出限界な測定方法を開発した。


特徴


融点 −50.8±0.2、昇華点 −63.8で、1個の硫黄原子 (S) と6個のフッ素原子 (F) からなる無色無臭の気体。空気を1としたときの比重は 5.106。熱的、化学的に安定で、耐熱性、不燃性、非腐食性に優れ、また高い絶縁性能を有している。

用途


高い絶縁性能を有しており、ガス変圧器ガス遮断器、ガス絶縁開閉装置などの電力機器の絶縁媒体や消弧媒体として利用される。他にはマグネシウム合金溶解炉の酸化防止用途や、半導体製品や液晶パネルのドライエッチング工程でも用いられている。特殊な例としてリチウムと組み合わせて魚雷用エンジンの燃料にも用いられている。


合成法と化学


分子を構成する元素の単体、すなわち S8 と F2 から合成することができる。他のフッ化硫黄類も副生するが、S2F10 は加熱することによって不均化させ、SF4水酸化ナトリウムで洗浄して分解し、それぞれ除去される。
SF6 の反応はほとんど知られていない。溶融した金属ナトリウムとも反応しない。これは、硫黄中心が正八面型に配置するフッ素で覆われていることと、分子全体の極性がほとんど無いことに由来する。
SF4 を原料として SF5Cl を合成することができる。構造は SF6 と類似するが、強い酸化剤であり、加水分解されて硫酸となる。


国内状況


日本国内で SF6 を製造しているのは、旭硝子株式会社、関東電化工業株式会社の2社のみである。


その他


六フッ化硫黄を吸い込み声を出すと音域が低くなる。これは、空気と比重の異なる気体では音速が変化するので呼吸器での共鳴周波数が変わることに起因する。


関連項目





外部リンク


カテゴリ:無機化合物
カテゴリ:フッ化物
カテゴリ:六フッ化物
カテゴリ:硫黄の化合物
カテゴリ:温室効果ガス